一般社団法人ソーシャルプロダクツ普及推進協会 学生部

Social Valueが若者と商品との結びつきに及ぼす影響調査

調査目的

Social Value(社会的価値):より良い社会の実現に貢献する価値(環境に優しい素材を使用、生産過程の一部を障がい者就労施設に委託、売上金の一部を被災地や動物保護団体に寄付など)が、商品と若者との結びつきを強化(商品への愛着など)する可能性を探ることが本調査の目的です。

 

調査概要

  • 調査対象:全国18-29歳の男女482名(うち285名は学生)
  • 調査方法:インターネット
  • 調査期間:2018年3月11-18日
  • 調査実施者:APSP Students 代表 樋口 晃太(中央大学大学院 商学科 修士2年)

 

調査結果

【結果1】

自分が使用・購入している商品がより良い社会の実現に貢献していると知ることは、「①商品への愛着」「②継続的な購入・リピート」「③知人への推奨・SNS発信」につながることが明らかになりました。

最寄り品(食品、化粧品、日用雑貨)においてそれぞれの項目に「つながる」「ややつながる」と肯定的な回答をした人の割合は①69.9%②69.7%③52.5%でした。買回り品(衣類、アクセサリー、家電、家具)の場合は①65.6%②56.0%③50.0%となり、半数以上の人がSVによって商品との結びつきが強化され得るという結果となりました。

 

【結果2】

ソーシャルプロダクツを購入している人は、商品のより良い社会の実現に貢献する活動に参加したいと考えている人が多いことが分かりました。また、現在ソーシャルプロダクツを購入していない人でも、機能性や価格の手ごろさ、デザイン性などが伴えば、購入してみたいと考える人が多いことも明らかになりました。

現在、より良い社会の実現に貢献している商品(ソーシャルプロダクツ)を使用・購入している人の割合は21.2%にとどまりました 。また、ソーシャルプロダクツを使用・購入している人の80.4%は、商品のより良い社会の実現に貢献する活動(被災地での植樹、海岸の清掃、無農薬栽培の体験など)に「ぜひ参加してみたい」「内容や日時・場所によっては参加してみたい」と回答しています 。さらに、ソーシャルプロダクツを使用・購入していない人、ソーシャルプロダクツを使用・購入しているかどうかを把握していない人でも、機能性や価格の手ごろさ、デザイン性などが伴えばソーシャルプロダクツを今後購入してみたい(「手頃な価格の商品:64.5%」「品質や機能性が高い商品:55.5%」「ユニークな(珍しい)商品:45.3%」「デザインが良い商品:33.7%」)と回答した人の割合が「今後も購入しない:3.2%」「そもそも興味がない:5.5%」と回答した人の割合を大きく上回りました。

 

【まとめ】

社会的な意識やソーシャルプロダクツの消費に関する調査では、若い世代ほど低水準である場合が多いですが、若者をターゲットとしている商品でもSocial Valueを創出したり、そのコミュニケーションに力をいれたりすることで売上増加が見込める可能性が示唆されました。