APSP PR 身の丈 ファッションコラム vol.5 <br>老舗ブランドの「アースなX(トランスフォーメーション)」

2022/04/27

APSP PR 身の丈 ファッションコラム vol.5
老舗ブランドの「アースなX(トランスフォーメーション)」

-APSP 理想のファッション PRとは、PR視点と消費者の視点で、社会性向上のための、ブランド企業の陰なる努力のリアルに学び、FACT+ACTION +「身の丈」のFASHIONでお伝えすること‐

アースデイにファッションレボリューション・ウィーク。毎年4月中下旬にはファッションのエシカルな意識啓発のため、ブランド各社がプロモーションに気合が入る季節です。私たちもコートを脱いでお出かけ出来る日が増えて、屋外で春の陽気、空気、風を感じれば、おしゃれへの意欲も湧いてくる頃ではないでしょうか。
今回は、PRが3年ぶりに参加したリアルなアースデイ東京で出会ったブランドのブースから、世代を超えて愛される老舗ブランドの「アースな」トランスフォーメーションについてお送りします。

本当にあった「灯台下暗し」な話


小学生の頃からまだ着ている「Polo Ralph Lauren」のシャツと、
昨年購入した「Ralph’s Coffee」のコーヒーマグのお気に入り(PR私物)
#LovedClothesLast

 

4月16日・17日、代々木公園で行われた「アースデイ東京」。アースデイ東京2022実⾏委員会が主催となるイベントで、毎年多数の協賛・後援、協力主体のサポートにより2001年から開催され、会場は代々木公園以外にも広範囲に及び、多⾯的に展開する市⺠活動の総称です。アンダーコロナ以降はオンライン上やリアルとのハイブリッドでもアースデイ関連イベントが行われてきました。

 

そもそも「アースデイ(地球の日)」当日は4月22日。1969年、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)によって提起された「地球について考える。具体的には、感謝し、地球のために自分の行動を意識する一日」であることも、是非今一度、覚え直しておきたいものです。

さて、お天気の良い土曜日、数年ぶりの「アースデイ東京」のリアル会場を原宿駅から渋谷駅までふらり、ふらりと歩いていたPRは、渋谷側入口の白くて大きなブースを見てびっくり。長年愛用してきたラルフ ローレン/ポロ ラルフ ローレンさんによる出展でした。

 

コロナ禍前のアースデイに合わせて登場していたカプセルコレクション「The Earth Polo」が前面に


「ポロ」の愛用者は、PRの周囲で同・後輩世代(20代~30代)で男女とも多く、親世代から受け継がれる馴染みの深いブランド。そのお子さん(キッズ・ベビー)も装うものとなって、愛用品が代々受け継がれていくことを実感しています。毎年クリスマスや記念日のプレゼントで「何を贈ろう?」と悩んだ時のギフトとしても好適で、PRはこれまで幾度も大切な友人、家族へもお贈りし、喜ばれてきました。

そんな「ポロ ラルフ ローレン」を改めて紹介したいと思ったきっかけが「アースデイ東京」のブースで展示されていた、カプセルコレクション「The Earth Polo」。2019年のアースデイに際して登場したということですが、長年の愛用者であったはずのPRは、迂闊にも、初めて知る機会を得ることが出来ました。

 

愛着のあるポニーマークと初めて出会う「The Earth Polo」に挟まれ、
久しぶりのリアルブース体験をエンジョイ。(これ、つまりリア充!?)


「The Earth Polo」は、ラルフ ローレンの「次の一歩」

改めて、ラルフ ローレンというブランドの中での「ポロ ラルフ ローレン」の位置づけとは、1967年、ラルフ・ローレンが「ポロ」の名前でネクタイを売り出したのが始まりだそう。冒頭で「小学生のころから着ている」シャツを紹介させて頂きましたが、商品そのものも上質で、世代から世代へ受け継がれる商品を創り続けています。

今回展示されていたのは「ポロ ラルフ ローレン」の中でも不動のアイテムとも言える一枚の白い「ポロシャツ」。胸には象徴的なポロ・ポニーマーク。馴染みのある装いですが、中でもこの「The Earth Polo」は1枚あたり平均12本、リサイクルペットボトルを原料に作られ、環境への影響を最小限にした商品として、他のシャツと差別化して販売されています。

 

袖のワンポイントロゴの地球も可愛い「The Earth Polo」。
(メンズ・レディース・ボーイズ&ガールズそれぞれ色・サイズのバラエティ有)


具体的に「環境への影響を最小限にする」とはどういうことなのでしょうか。

ブランドサイトの商品ページでも詳細を知ることが出来ますが、「アースデイ東京」のブースでは、ラルフ ローレンが持ち続けてきたコンセプトDESIGN THE  CHANGE(変化を生きて、未来を創る)」のもと、サステナビリティのコンセプト3本軸を、より具体的に学ぶことができました。

・CREATING TIMELESS STYLE
(持続可能な商品デザイン、素材、化学物質管理に対してケアするという約束)
・PROTECTING THE ENVIRONMENT
(気候、廃棄物管理、水資源に対してケアするという約束)
・CHAMPIONING BETTER LIVES
(従業員、パートナー、地域の多様性やウェルビーイングにケアするという約束)


「アースポロ」が出来るアプローチとして、ブランドとして2025年までに1億7千万本のペットボトルのリサイクルに取り組むほか、染色工程の水の使用についてもケアし、「事業全体で水の使用量を20%減らす」という姿勢をとっています。

現在まで発売されているのは「ポロシャツ」のみですが、より詳細なもの作りの過程がわかるブランドサイトのページには「アースポロとして扱う次のPolo製品を決めること」が課題とされ、これを読んで、ファンの一員としては次のアイテムの登場も待望したいところです。


「再生」「循環」ファッションの”船出”を応援しよう

オーガニック、フェアトレード、アニマルフリー・・・「衣」のソーシャルプロダクツの選択肢だけをとってみても、時代ごとにトレンドがありますが、プラスチック/ペットボトル廃棄物へのアプローチという課題はブランドの「一歩」となるケースが多く、再生素材や循環するファッションは、今まさに熱い注目が注がれ、話題性のあるアイテムです。

2013年、PRがファッション学生の頃から”Who Made My Clothes?”のスローガンとともにグローバルなキャンペーン「#ファッションレボリューションウィーク」が展開されてきました。
今年度は終了してしまいましたが、毎年のアースデイやファッション・レボリューションウィークに合わせて始まる各ブランドさんのキャンペーンや商品紹介を読み、これを機に新品のお洋服を買い求めるのも、今すぐ行動を起こせるライフスタイルチェンジのひとつの手立てです。

外に出て、偶然の出会いを機に今までもお気に入りだったブランドの変化に気づくという今回のPRのような「灯台下暗し」ケースもあります。さらに情報検索してみると、クローゼットを見直して手持ちのアイテムの価値を再確認するということもできるでしょう。

何かと新しいことが始まり、情報を追いかける新年度、他のことに気が張ってしまい見落としがちでもありますが、皆さんもこの春、ふと立ち止まって、これまでや今の「好き」「お気に入り」にアンテナをはって、日々の装いやファッションの価値観に新たな視点を加えてみてはいかがでしょうか。

*グローバルキャンペーン「ファッションレボリューションウィーク」運営母体についてや設立経緯、
「ファッションレボリューションジャパン」についてはこちらのサイトから。

 

 

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