-省エネラベリング制度-

2015/08/18

-省エネラベリング制度-

私たちにとって、今、大きな課題となっている地球温暖化問題。その一因として、家電製品・ガス石油機器を中心とする民生部門のエネルギー消費量の増加が問題視されています。 一方で、家電やガス石油機器などは、技術の進歩により機能性とともに、省エネ性能も目覚ましく向上しています。そうした省エネ型製品選びを手助けするラベル表示があることをご存じですか?今回はこちらのマークをご紹介します。

●認証制度の特徴は?●

省エネラベルは、2000 年 8 月に JIS 規格として導入された表示制度で、エネルギー消費機器の省エネ性能を示すものです。家庭で使用される製品を中心に、省エネ法で定めた省エネ性能の向上を促すための目標基準(トップランナー基準)をどの程度達成しているか、その達成度合い(%)を製造事業者等が省エネルギーラベルで表示しています。省エネ基準達成率の目標基準値は区分ごとに設定されており、この数値が大きいほど、省エネ性が優れた製品といえます。
省エネ基準を達成している製品には緑色のマークを、達成していない製品には橙色のマークを表示することができます。

●認証制度を利用するメリットは?●

ラベル表示があることで、生活者にとっては、省エネ型製品を選ぶ際の手助けとなり、より環境や家計に優しい製品を選択することができます。また、「商品を購入する際は、環境に優しい製品を選ぼう」という意識を高めてもらうこともできます。製造業者や販売業者にとっては、ラベルに省エネ基準達成率やエネルギー消費効率の情報を表示することで製品の省エネ性能をアピールし、生活者への購入促進を図ることができます。製造事業者は製品の省エネルギー化のための技術開発を促進し、より省エネ性能の優れた製品の開発に繋げることができます。

●認定を取得した取り組み・取得状況●

省エネルギーラベルは、省エネ性マーク、省エネ基準達成率、エネルギー消費効率、目標年度の 4 つの情報を表示します。ラベルはカタログや製品本体、包装など、見やすいところに表示されます。
省エネルギーラベリング制度の対象となっている製品は、エアコン、蛍光灯器具、電球型蛍光ランプ、テレビ、電気冷蔵庫、電気冷凍庫、ストーブ、ガス調理機器、ガス温水機器、石油温水機器、電気便座、電子計算機、磁気ディスク装置、変圧器、DVD レコーダー、ジャー炊飯器、電子レンジ、ルーティング機器、スイッチング機器、電気温水機器、交流電動機、電球型 LED ランプの 22 品目(2015 年 3月現在)。

●担当者からのコメント●

エネルギー消費量の著しい増加や地球温暖化が大きな課題となっている中、省エネの重要性が高まってきて
おります。
節電をはじめ、私たちが省エネに取り組むことができる身近な場面はいくつかありますが、省エネ製品を選
択・使用することもその一つです。
是非、省エネラベルを通じて省エネに関心を高め、省エネに貢献いただければと思います。
(資源エネルギー庁 省エネルギー対策課 中村圭佑さん)

問い合わせ先:経済産業省 資源エネルギー庁 部署名 :省エネルギー・新エネルギー部 省エネルギー対策課
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